第19回 パイプオルガンコンサート
 
         暖かい春の一日、大勢のお客様の中、パイプオルガンコンサートが開かれました。
         早島氏の美しい音色と力強い演奏に聴衆はすっかり呑み込まれました。
         前半の北ドイツ、ルネッサンス、バロックの折り重なるような旋律の流れ、
         後半の邦人を含む近代の作品とプログラムも多彩でした。
         特に邦人作品の「さくらさくら」とグレゴリア聖歌の織りなす演奏は
         新しい世界へと私たちを誘い、最後はモーツアルトの珠のように美しいオルガン音楽に
         しばし時を忘れ酔いしれるひとときでした。                     (音楽委員・山崎純子)