春のシンポジウム

「謝罪と赦罪」        講師:遠藤徹

春のシンポジウム  5月14日(日)川越基督教会にて開催される。
「謝罪と赦罪」をテーマに横浜山手聖公会の遠藤徹氏の講演を伺った。
私たちの日常の中でも大変参考になるお話で、参加者は43名であった。
簡単な内容の趣旨を以下にお伝えする。
罪を詫びることと罪を赦すことについて聖書はどのように教えているかについて正確に読み解くために、
まずはその中心になる「愛」を考えながらお話は進められた。
相手を尊び、相手の存在そのものを尊ぶ「愛」が永遠の命を得るための根本的な愛であると話された。
それは神を愛することであり,神はいかなる者をも無条件に愛している。
人間は神に見倣うべきである。
神の無条件の愛に人間は応答して「悔い改め」なければならない。
具体例を挙げ、日韓の関係の中でも「真の悔い改め」がなければ、赦されるはずはない、とお話は続き、
「喜ぶ人と共に喜び,泣く人と共に泣きなさい」(ローマ人への手紙12:15)を引き合い、
被害者から要求されてから仕方なく謝罪するのではなく、
自分から進んで誠心誠意の謝罪の「証し」をすることが決定的なバロメーターであり、
愛のものさしとなる、と話された。
講演要旨は次号の月報に掲載される予定である。           (宣教部長  菊池邦杳)  

  

  
                                                    (写真:野澤達也)