〜楽しい「教会問答」(9)〜



  6.問 教会の信仰は何に基づいていますか

      神のみ言葉とみ業に基づいています。

      それは、聖書に示されています

           

  

 信仰とは神を信じることです。それは知識、理解だけではありませんし、この世を生き抜く知恵だけでもありません。信仰とは具体的な生活そのものをいいます。それはもちろん献身的に他者のため、社会のために働くということにもつながるでしょう。

 
ただ、それは「教会の信仰」とあるところに注意しなければなりません。まだ初期のカトリック教会が形成される過程で、キリスト者は教会とはどうあるべきなのかを求めていました。そして、その結果の一つとして、紀元397年、北アフリカのカルタゴ(当時はローマと並ぶ教会の要所でした)で教会指導者の会議が開かれ、現在の『聖書』が正典化されたのでした。

 正典とは英語で
Canon と言います。「信仰の基準」という意味です。つまり教会会議において、キリスト教信仰の基準として『聖書』を定めたということになります。ですから「わたしの信仰」ではなく、「教会の信仰」なのです。

 
そして、さらに注意しなければならないこと、最も重要なことは、その教会の信仰そのものが、定めた『聖書』によって逆に、常に照らされていなければならないということです。つまり「神のみ言葉とみ業」であるイエスご自身の言葉と行い、「福音」に、教会そのものが常に立ち帰っていなければならないということです。ですから、主日ごとの聖餐式の中で福音に触れ、互いに他者のために祈り、そして聖餐に与ることが、人の思いを遙かに超えた神に自らを委ねる、自らを献げる、教会の信仰の原点なのです。

 


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