大斎シンポジウム 

        2013年2月24日(日)大斎中の主日に、今年度大斎シンポジウムが、
       下館聖公会牧師・矢萩栄司司祭をお迎えして開かれました。
       矢萩先生は下館教会の主日の礼拝が終わってから川越に駆けつけてくださいました。

       まず、『はじめまして』や『私は誰でしょう』という楽しいプログラムで会を和ませてくださり、
       その後、「感性の土壌を耕す事」としてご自分の主催されている『森の幼稚園』のスライドを見ながら、
       子供の心に豊かな感受性を育むための試みをご紹介くださいました。
       

       『子供たちが出会う、事実の一つ一つが、やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、
       様々な情緒や豊かな感受性は、この、種子を育む肥沃な土地です。
       幼いこども時代は、この土壌を耕すときです。
       美しいものを美しいと感じる間隔、新しいものや未知なものにふれたときの、
       感激、思いやり、憐み、讃嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、
       次は、その対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。』(「センス・オブ・ワンダー」より)

       幼児期からの自然に関わる事の大切さを説いた「レイチェル・カーソン」の著書
       『センス・オブ・ワンダー』の一説をも紹介しながらお話くださいました。
       教会の信徒だけではなく、幼稚園のお母様方も参加してくださいましたが、
       それぞれわが身に照らして考え、「知る」こと「感じる」ことの大切さを改めて感じ、
       その後の質疑応答にも活発な意見が次々と出、同じ思いを共感し有意義な学びの時になりました。